⑤ 終了後のフォロー

ウェビナーフォローメールの例文

開催後の参加者・欠席者別テンプレと送るタイミング

この記事の結論

ウェビナーフォローメールは「終了後24時間以内、できれば当日中」に、参加者と欠席者で文面を分けて送るのが基本です。参加者には資料とお礼、欠席者にはアーカイブ(録画)と資料を送り、どちらにも「次の一歩」を1つだけ添えます。この2通を翌営業日の午前中までに出せるかどうかで、ウェビナーが商談につながるかが大きく変わります。本記事は2026年9月時点の情報を、2026年9月28日に一部更新しました。参加者向け1通と、欠席者向け3通(アーカイブ案内・視聴期限の再案内・視聴後の個別相談案内)、そのまま使える例文と送るタイミングの表を載せています。

開催前の準備は親記事 初めてウェビナーを担当する人の全体像 を、当日の参加率を上げる方法は ウェビナー参加率を上げる10の方法 をご覧ください。

フォローメールはいつまでに送ればいい?翌日では遅い?

翌日の午前中が実務上の締め切りで、理想は終了後2〜3時間以内です。イベント管理ツールを提供するEventHubの2026年2月の記事では、24時間以内の送信を強く推奨し、参加者の記憶が新しいうちに資料と次の行動を届けることが理由として挙げられています。翌日以降に送ると開封率が下がりやすく、同じテーマの他社ウェビナーに関心が移ることも考えられます【仮説:開封率の低下や競合への関心移行を実測した数値は確認できていません】。

送る相手 1通目 2通目 3通目
参加者 当日〜翌営業日午前: お礼+資料+アンケート 3〜5営業日後: 個別相談・関連資料の案内 2週間後: 次回ウェビナーの案内
欠席者 当日〜翌営業日午前: アーカイブ+資料 1週間後: アーカイブ視聴期限の再案内 2週間後: 次回ウェビナーの案内
アンケートで相談希望 当日中に個別に返信 日程調整 —

3通目以降の送る間隔に決まった正解はありません。2週間後としているのは、多くのBtoB企業が月1回前後のウェビナーを開催している前提での目安です【仮説】。

参加者に送るお礼メールの例文は?

参加者へのお礼メールは「お礼・資料・アンケート・次の一歩」の4要素を、この順に短くまとめます。長い振り返りは読まれないため、当日の要点は3行以内に絞り、資料のリンクを本文の上のほうに置きます。アンケートは設問数が少ないほど回答率が下がりにくいと考えられます【仮説:設問数と回答率の関係を実測した数値は確認できていません】。

ここで紹介する3問は、お礼メールにそのまま埋め込む簡易版です。「満足度(5段階)」「今後知りたいテーマ(自由記述)」「個別相談の希望(はい/いいえ)」が基本形で、3問目の回答がそのまま次のフォローの優先順位になります。商談化率の計算に使う項目を増やした7問のフルバージョンは ウェビナーアンケートの質問項目例 にまとめているので、詳しく聞きたい場合はそちらを別送してください。

件名: 【ご参加ありがとうございました】「【テーマ名】」資料のご案内

【○○様】

本日は「【テーマ名】」にご参加いただき、ありがとうございました。
【株式会社□□】の【◇◇】です。

▼当日の資料(PDF)
【資料ダウンロードURL】
※【10月17日】までダウンロードいただけます

当日は、
・【経費精算のクラウド化で最初に見直す3つの業務】
・【△△社が導入初月に減らした作業時間の内訳】
・【よくある失敗と、その回避策】
をお伝えしました。

▼3問アンケート(1分で終わります)
【アンケートURL】
ご回答いただいた方には【導入チェックリスト】をお送りします。

自社の場合はどう進めるべきか、個別にご相談いただける
30分の枠をご用意しています。ご希望の方はこのメールに
「相談希望」とご返信ください。

【◇◇】
【株式会社□□ / 部署 / 電話 / メール】
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欠席者には何を送ればいい?責めないで案内するには?

欠席者には「アーカイブ(録画)のURL・資料・視聴期限」を送り、欠席を責める言葉は一切入れません。申込者の半分前後が欠席するのは普通のことなので、欠席者フォローは「もう一度参加してもらう機会」と考えるのが自然です。

欠席者はどれくらい出る?アーカイブは見てもらえる?

申込者に対する当日参加率は、Livestormの全業種平均で46%、国内ではシャノンの調査で65〜70%です。申込30人なら、当てはめると10〜16人が欠席する計算になります。

出典 当日参加率 申込30人あたりの欠席者数
Livestorm(全業種平均、公開調査データ) 46% 約16人
シャノン(公開調査データ、2025年7月更新) 65〜70% 9〜10人

欠席者にアーカイブを送ると、実際に見てもらえます。ネクプロ×マイナビニュースの2024年調査ではアーカイブ視聴経験者が82.2%(「復習のための再視聴」72.3%、「リアルタイムで視聴できなかったため」41.0%)、シャノンの2025年12月公開の調査でも視聴経験者は93.4%、「アーカイブがあることが申込みの決め手になった」経験がある人が69.2%です。一方、主催企業側でアーカイブを配信した経験があるのは47.2%にとどまり(同調査)、送るだけで他社と差がつきます。

項目 数値 情報入手先
アーカイブ視聴経験がある視聴者 82.2% ネクプロ×マイナビニュース(2024年7月)
リアルタイム視聴できずアーカイブを見た人 41.0% 同上
アーカイブ視聴経験がある視聴者 93.4% シャノン(2025年12月)
アーカイブが申込みの決め手になった経験 69.2% シャノン(2025年12月)
アーカイブを配信した経験がある主催企業 47.2% シャノン(2025年12月)

欠席者フォローは3段階で送る

欠席者向けは、参加者向けより1通多い3段階構成にします。

段階 送るタイミング 送る相手 内容
1通目 当日〜翌営業日午前 欠席者全員 アーカイブURL・資料・視聴期限・見どころの時刻
2通目 1週間後(期限の2〜3日前) 1通目で未視聴の人(分からなければ全員) 視聴期限の再案内。件名に「あと3日」など残り日数を入れる
3通目 視聴から2〜3日以内 アーカイブを視聴した人 感想の確認と、個別相談の案内

視聴の有無が配信ツールのログで分からない場合は、2通目を全員に送っても失礼にはなりません。「すでにご覧いただいた方はご容赦ください」と1行添えれば十分です。

欠席者向け例文3通

1通目はアーカイブ案内、2通目は視聴期限の再案内、3通目は視聴後の個別相談案内です。件名には「お礼」ではなく「録画」「見逃し配信」など、受け取るものを入れます。

1通目(当日〜翌営業日午前): アーカイブ案内

件名: 【見逃し配信】「【テーマ名】」の録画と資料をお送りします(【10月17日】まで)

【○○様】

【株式会社□□】の【◇◇】です。
「【テーマ名】」にお申し込みいただき、ありがとうございました。

当日ご都合の合わなかった方に向けて、録画と資料をご用意しました。

▼録画(【48分】、【10月17日(土)】まで視聴できます)
【アーカイブURL】

▼当日の資料(PDF)
【資料ダウンロードURL】

お時間がない場合は、【12分ごろ】からの
「【△△社が導入初月に減らした作業時間の内訳】」の部分(約【10分】)だけでも
ご覧ください。当日の参加者から最も質問が多かった箇所です。

【◇◇】
【株式会社□□ / 部署 / 電話 / メール】

2通目(1週間後): 視聴期限の再案内

件名: 【あと3日】「【テーマ名】」録画の視聴期限は【10月17日(土)】です

【○○様】

【株式会社□□】の【◇◇】です。
先日お送りした「【テーマ名】」の録画は、【10月17日(土)】までご覧いただけます。
すでにご覧いただいた方は、ご容赦ください。

▼録画(【48分】)
【アーカイブURL】

期限後は公開を終了しますので、ご興味のある方はお早めにご覧ください。

【◇◇】

3通目(視聴から2〜3日以内): 視聴後の個別相談案内

件名: 【○○様へ】「【テーマ名】」録画をご覧いただきありがとうございました

【○○様】

【株式会社□□】の【◇◇】です。
「【テーマ名】」の録画をご覧いただき、ありがとうございました。

録画では時間の都合で、【業種や規模ごとの進め方の違い】まで
お話しできていません。
【○○様の業種】に近い【△△社】の事例資料をお送りします。

▼事例資料
【資料URL】

もしよろしければ、【○○様】の状況に合わせて
「最初の1か月で何をするか」を30分で整理する場を設けています。
以下の候補からご都合のよい日時をお知らせください。

・【10月21日(火)11:00〜】
・【10月22日(水)14:00〜】
・【10月23日(木)16:00〜】

【◇◇】

見どころの時刻を記録する係、録画設定、公開期限など、開催前の準備の詳細は ウェビナー欠席者へのフォローメール例文 にまとめています。

商談につなげるには、どのタイミングで何を送る?

個別相談の案内は、お礼メールの中で1行触れ、3〜5営業日後の2通目で本題として送ると自然です。1通目から売り込みが強いと、資料目当ての参加者まで離れてしまいます。フォローの出し分けを細かくするほど反応が良くなる傾向があるとされていますが、具体的な倍率は自社で検証してください。

出し分けの目安

EventHubの記事では、フォロー後の商談化率の目安として、一律送信で3〜5%、参加者の関心に合わせて出し分けると8〜15%、アンケート回答直後など行動に合わせて送ると15〜25%という数字が「目安」として掲載されています。ただし、この数値の調査対象・母数・実測方法は記事に記載がなく、効果を保証する数字としては使えません。出し分けの方向性(関心・行動に合わせて送るほど反応が良くなりやすい)の参考情報として捉えてください。

出し分けの軸 送る内容 期待できる反応の傾向
アンケートで「相談希望」 当日中に日程候補を3つ提示 最も高い(相手が求めている)
最後まで視聴した参加者 事例資料+30分相談の案内 高い
途中退出した参加者 資料+見どころの時刻 中
欠席者 アーカイブ+資料 中(視聴後に再フォロー)
資料だけ欲しい層 資料+次回案内のみ 低い(売り込まない)

例文

件名: 【○○様へ】「【テーマ名】」でお伝えできなかった、自社への当てはめ方

【○○様】

先日は「【テーマ名】」にご参加いただき、ありがとうございました。
【株式会社□□】の【◇◇】です。

当日は時間の都合で、【業種や規模ごとの進め方の違い】まで
お話しできませんでした。
【○○様の業種】に近い【△△社】の事例資料をお送りします。

▼事例資料
【資料URL】

もしよろしければ、【○○様】の状況に合わせて
「最初の1か月で何をするか」を30分で整理する場を設けています。
以下の候補からご都合のよい日時をお知らせください。

・【2026年10月7日(水)11:00〜】
・【2026年10月8日(木)14:00〜】
・【2026年10月9日(金)16:00〜】

いずれも合わない場合は、ご希望の日時をご返信ください。

【◇◇】

参加者・欠席者ともに、リスト(見込み客の連絡先)への案内メールは、申込時のプライバシーポリシーに記載した用途の範囲内で送ります。共催ウェビナーの場合はリードの扱いを事前に相手企業と合意しておく必要があり、その決め方は ウェビナー登壇者の依頼メール例文 の共催の項で説明しています。

フォローメールでやってはいけないことは?

避けたいのは「1週間後に初めて送る」「参加者と欠席者に同じ文面を送る」「1通に案内を3つ以上詰める」の3つです。どれも受け取る側からは「一斉送信の営業メール」に見え、開封されても行動につながりません。次の一歩は1通につき1つに絞り、相手が返信しやすい形(候補日を提示する、返信するだけでよい)にします。

やりがちなこと 直し方
送信が遅れる 開催前に3通を下書きし、資料URLだけ当日差し替える
全員同じ文面 最低限「参加者」「欠席者」の2通に分ける
案内が多すぎる 1通1アクション。相談案内は2通目に回す
件名が「お礼」だけ 件名に「資料」「録画」など受け取るものを入れる
資料に期限がない 視聴期限・ダウンロード期限を明記し、再案内の口実にする

フォローメールの下書きは、ウェビナーの企画段階で「アフターフォロー(お礼メール・資料送付・アンケート・個別相談案内・欠席者フォロー)」を決めておくと、当日までに用意できます。開催後に集めたアンケートの声は、次回の ウェビナーのテーマ決め に直接使える一次情報になります。

出典

執筆: AIウェビナーディレクター編集部(Aiberry)。公開日 2026年9月19日。


フォローの種類(お礼メール・資料送付・アンケート・個別相談案内・欠席者フォロー)は、企画の段階で決めておくと当日の準備が楽になります。AIウェビナーディレクター では、やりたい内容を入力すると企画案・実施方法・申込ページ案のたたき台を数分程度で下書きでき(所要時間は入力内容により変わります)、選んだフォロー方法が実施計画に反映されます。メールの送信そのものは主催者側の配信ツールで行いますが、この記事の例文に計画で決めた日付と特典を写せば、開催前に3通を用意できます。

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