この記事の結論
企業ウェビナー1回あたりの集客数は「41〜50人」が最多で、半数以上が50人以下の規模で開催しています。申込者のうち当日参加する割合(参加率)は、海外データで46〜48%、国内の回答で67〜68%と幅があり、「申込の半分〜3分の2が参加する」と見ておくと大きく外れません。初めての開催で参加者が10〜20人でも、規模としては珍しくなく、失敗ではありません。
本記事は2026年9月時点の情報です。ウェビナー全体の流れは初めてウェビナーを担当する人の全体像を参照してください。
1回のウェビナーには、何人くらい集まるのか?
2か月に1回以上ウェビナーを開くBtoB企業の担当者100名への調査では、1回あたりの平均集客数は「41〜50人」が19%で最多、「1〜50人」を合計すると54%でした(IDEATECH、2023年4月)。
| 1回あたりの平均集客数 | 回答率 |
|---|---|
| 1〜20人 | 8% |
| 21〜30人 | 12% |
| 31〜40人 | 15% |
| 41〜50人 | 19% |
| 51〜70人 | 14% |
| 71〜100人 | 7% |
| 101〜200人 | 11% |
| 201人以上 | 14% |
出典:IDEATECH(2023年4月)。「集客数」が申込数か当日参加者数かは公表資料に明記されていません。
もう1つの目安として、年間1,400回以上のBtoBウェビナーを運営するマジセミは、2025年4月〜2026年3月の実績で1回あたりの平均申込数を50.1名、申込者の平均出席率を67%と公開しています(マジセミ、2026年)。専門の運営会社が自社リストで集客しても、1回の申込は50人前後、参加はその3分の2程度が平均です。海外のLivestorm 2024年レポートでも、1回あたりの平均申込者数は63人でした。
100人・200人規模は、調査回答者のうち約4分の1です。初めての担当者が「30〜50人の申込」を目標にするのは、業界の平均に沿った現実的な設定といえます。
参加するのは申込者の半分が一般的?
参加率(申込者のうち当日参加した人の割合)は、データによって46%から68%まで幅があり、「半分〜3分の2」が目安です。
| データ元 | 参加率 | 前提 |
|---|---|---|
| Livestorm(全業種平均) | 46% | 同社プラットフォーム上の700万件超の申込 |
| Livestorm 2024年レポート | 48% | 2024年版 |
| 99firms(業種別) | 製薬63%、金融61%、コンサル50%、SaaS46%、広告33% | 2025年8月公開 |
| アイティメディア(国内238件の回答) | 68.22% | 2022年3月公開 |
| マジセミ(自社運営実績) | 67% | 2025年4月〜2026年3月 |
海外データと国内データで20ポイントほど差があります。国内の数字は、主催企業の自己申告や、ハウスリスト(自社が保有する連絡先の一覧)中心の集客が多いことが影響していると考えられます【仮説】。業種によっても差があり、製薬・金融のように「業務上の必要性が高い」分野ほど参加率が高く、広告のように情報が豊富な分野ほど低くなります。
参加率が50%でも、それはウェビナーという形式の標準的な数字であって、テーマや案内が悪かったという意味ではありません。参加率を上げる具体策はウェビナー参加率を上げる方法にまとめています。
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平均視聴時間は、データによって「61分中24分」から「57分」まで大きく異なります。実務上は「半数以上が20分以内に見続けるかを判断し、最後まで見るのは約3割」という前提で考えるのが安全です。
| データ元 | 数字 | 前提 |
|---|---|---|
| Livestorm 2024年レポート | 平均視聴24分 | 平均61分のセッション |
| GoTo(25万件以上の分析) | 平均視聴57分 | 2019年公開 |
| トップランナーマーケティング(2,699名) | 55.9%が開始20分以内に視聴継続を判断、最後まで見るのは約3割 | 2023年4月 |
視聴時間を伸ばすには、長さそのものを60分以内に抑え、最初の20分に結論と対象者の悩みを置く構成が効きます。時間配分の型は60分ウェビナーの構成と時間配分を参照してください。
初めての開催で、現実的な目標はどう立てる?
目標は「ゴール(商談数など)から逆算」して、申込数まで戻して決めます。参加率50%、参加者のうち商談につながる割合10%と置くと、商談3件を得るには参加30人・申込60人が必要です。
| 段階 | 目安の割合 | 商談3件を目標にした場合 |
|---|---|---|
| 申込数 | ― | 60人 |
| 当日参加 | 申込の50% | 30人 |
| アンケート回答 | 参加の50% | 15人 |
| 個別相談・商談 | 参加の10% | 3件 |
各段階の割合は【仮説】です(参加率は上記の調査の下限、商談化率は私たちがサービス設計時に置いた仮の値。マジセミの実績ではアンケート回答率62%、アポ獲得率11%が公開されています)。
初回で申込60人が難しい場合は、ゴールを「商談1件」「アンケート回答10件」「次回に案内できる見込み客20件」のように小さく置き直します。目標を小さくすることは妥協ではなく、2回目以降の改善の基準を作る作業です。ハウスリストが1万件あっても、テーマが対象者に合わなければ申込は一桁にとどまる一方、テーマが刺されば同じリストから100人が申し込むこともあります。件数より、テーマと対象者の一致のほうが結果を左右します。
申込はいつ入る?直前に集中するのは本当?
本当です。25万件以上のウェビナーを分析したGoToのデータでは、申込の59%が開催前1週間に発生し、17%は当日でした(GoTo、2019年3月)。99firmsがまとめた統計でも、当日の申込が33%を占め、8日以上前に申し込む人は47%です(2025年8月)。
| 申込のタイミング | 割合 | データ元 |
|---|---|---|
| 開催前1週間以内 | 59% | GoTo(2019年) |
| 開催当日 | 17% | GoTo(2019年) |
| 開催当日 | 33% | 99firms(2025年) |
| 8日以上前 | 47% | 99firms(2025年) |
告知開始から1〜2週間で申込が10人しか入っていなくても、直前の案内で2〜3倍になるのが通常の動きです。申込の締切を早く設定すると、最も申込が入る期間を自分で捨てることになるため、開始直前まで受け付けてください。
10人しか集まらなかったら、失敗なのか?
失敗ではありません。担当者100名調査でも、1回あたりの集客が20人以下の企業が8%、30人以下まで含めると20%あります(IDEATECH、2023年4月)。少人数のウェビナーは、参加者一人ひとりの質問に答えられ、商談につながる確率はむしろ上がります。
見直すべきは人数ではなく、「対象者とテーマが合っていたか」「案内が対象者に届いていたか」「LP(申込ページ)で得られることが伝わっていたか」の3点です。順に確認するなら、ウェビナーのテーマの決め方、ウェビナーLPの作り方、ウェビナー参加率を上げる方法が対応します。10人の参加者への丁寧なフォローは、ウェビナー後のフォローメール例文を参照してください。
目標が決まったら、次は何をする?
申込数・参加数・商談数の目標を1枚にまとめ、企画・LP・当日の構成に進みます。数字の根拠(どの調査の何%を使ったか)を一緒に書いておくと、上司や登壇者に説明するときに「なぜその目標か」を示せます。
この工程をAIで下書きする
本記事の逆算表にあたる部分は、AIウェビナーディレクターのSTEP3「実施方法を決定」で、KPI(参加人数・見込み客リスト獲得数・個別面談・商談数・最終成約数)と集客経路・配信ツール・フォロー方法を選ぶ項目に対応しています。利用者が指定した目標とAIが置いた仮目標は区別して表示され、企画案・LP案と一緒に実施計画書(PDF)にまとまります。目標数字の根拠を整理した状態で企画を始めたい方は、AIウェビナーディレクターで下書きを作り、本記事の調査データと照らし合わせてみてください。
出典
- 株式会社IDEATECH(リサピー)「BtoB企業のウェビナー担当者100名に調査」2023年4月21日公開 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000094.000045863.html
- マジセミ株式会社「ウェビナー参加者を増やせるメール戦略」2026年(2025年4月〜2026年3月実績を掲載、2026年9月閲覧) https://majisemi.com/service/blog/webinar-marketing/9153/
- Livestorm「Webinar Statistics You Should Know」2026年9月閲覧 https://livestorm.co/webinar-statistics
- Livestorm「Webinar Benchmark: Strategies and Trends」2024年版レポート https://livestorm.co/webinar-report-benchmark
- 99firms「25 Webinar Statistics and Online Event Facts」2025年8月1日公開 https://99firms.com/blog/webinar-statistics/
- アイティメディア株式会社「【2022年調査結果】ウェビナー施策に関するアンケート」2022年3月2日公開 https://wp.techtarget.itmedia.co.jp/contents/62359
- GoTo「Introducing the Big Book of Webinar Stats」2019年3月5日公開 https://www.goto.com/blog/introducing-the-big-book-of-webinar-stats-we-analyzed-250000-webinars-to-help-you-make-yours-better
- 株式会社トップランナーマーケティング「ウェビナー参加実態調査」(ferret掲載)2023年4月12日実施 https://ferret-plus.com/86178
執筆: AIウェビナーディレクター編集部(Aiberry)。公開日 2026年9月19日。